家づくりの注意点 家づくり相談実例

家づくりのトラブル解消方法~こんな時はこうしよう!!~

投稿日:2015/10/27 更新日:

本日は、家づくりのトラブルに関しての話です。

というのも最近、家づくりに関するトラブル相談、悩み相談というを立て続けに頂いていて、

内容を聞いていると、

『…それは、建築会社さんやりすぎでは??』

と思えるような話も多い為、少しこういった話をまとめておきたいと思いました。

杭の工事問題も最近では巷を騒がせていますし…^^;(この記事は、2015.10.27に書いた記事です。)

ではでは、早速話をしていきますが、

まず、初めにどのようなトラブル相談があったかと言うと

  • 施工期間の遅れ
  • 現場が想像していたものと違う
  • 契約後の仕様での費用UP
  • 分離発注による段取り問題

のような話です。

今回は、これらのトラブル解消に関しての話をしてみたいと思います。

トラブルはいつ起こる??

家づくりのトラブルはいつ起こる??

因みに、少し確認的な話になりますが、上記のような家づくりのトラブルの多くは、

その会社さんと請負契約を終えた後に起こる事が多いです。

契約後、

  • 細かい話をしていたら!契約前と違う話が出てきた!
  • 構造確認をしたら、耐震等級3が取れないが解った!
  • 追加の費用がでてきたら、予想以上の追加を取られた!

など、

契約後にトラブルは起こります。

ここら辺は、契約前にどれだけ、このトラブルを意識出来るかでも話は変わってきます。

因みに、

お客様:『契約前に言ってた事と違うから、これはそっちで費用をもってね!』

といった単純な話で済まない場合も多く、

大小はあるものの“言った!言わない!”が入ってきて、話がややこしくなる事も多いです。

また、

  • “いろいろとやってくれてるから!”
  • “これからの工事もしっかりやってもらいたいから!”

など、本来であれば、お客様が悪くなくても、我慢しなければいけない状況という状況も…。

“請負契約の難しさ”ですね。

請負契約後のトラブルを無くす!

究極的な話をするのであれば、

家づくりで決めないといけない全てを決めてから請負契約をする!

家の着工直前に契約をする!

といった対策となります。

ですが、

現状、そのような会社さんは少ない為(中にはそういった会社さんもあります)、それを会社さんに要求するのは、少し厳しいと思います。

家のトラブルが起きたら

トラブルがもし起こってしまった時の5つの対処方法

そもそも家づくり、注文住宅は、

  • 打ち合わせ期間が長い
  • 価格が大きい
  • 決めないといけない事が多い

といった3つの要素から、トラブルは付きものです。

そこで、今回の話ですね。

先ずは事実確認

家づくりの話だけではありませんが、トラブルの解決をするには、先ずは“しっかりとした事実確認”が重要です。

何故そのような結果になったのか?

を、

お互いに感情を抜きにして…、例えば、

お客様としては、『なんでいった事をやってくれないんだろう??』

に対して、

建築会社さんとしては、『ここまでやってあげてるのに!!』

という感情の部分を抜いて、

  • 事実はどうか?
  • その問題点はいつの話が原因か?
  • これまでの経緯はどうだった?
  • それを証明する書類(図面、打ち合わせメモ)はあるか?

など、

事実確認が重要です。

つまり、

事実確認ができるようにしておく事は、トラブル防止の為に一番有効的な手段となります。

特に、

図面や打ち合わせメモを毎回とっておく事は重要なので、今からでもできるのであれば、しっかり共通認識として取っておきましょう!

出来るだけ細部まで、メモを取っておく事をお勧めします。

例えば、

営業マンさん『キッチンに関しては選べますよ!』

お客様『ありがとうございます!』

ではなくて、

お客様:

『例えば、私たちがやりたいキッチンはこういったものだけど(写真を見せる)こういったものも出来るの??費用UPなしで??もしUPするならいくら??何時、費用UPがいくらかを教えてくれますか?(おおよそでも)』

と、きちんと掘り下げて話を聞いていただき、それをメモとして残す癖をつけていってもらえればと思います。

すでにトラブルが起こってしまっている方は、

先ずは過去の経緯を自分たちなりに書き出してみる事から初めて頂ければと思っております。

建築会社さんの対応力を把握

次に、建築会社さんの対応力を把握する事です。

…この話は、家づくりの問題がおこったから!という話でもありませんが…。

例えば、

建築会社さんによっては、自分たちの要望する家づくりが、そもそも最初から無理だったんじゃん!

が出てくる事もあるんです。

建築会社さん側が意図的に、『最初は出来る!』と言っておいて、後から何だかんだの理由をつけて別のモノに差し替えるような話も、建築業界には多いんです。

つまり、事前に確認しておく事がトラブルとなった後でも必要な話だったりします。

分りにくいですよね…^^;

例えば、

お客様の要望:『キッチンを海外製のキッチンにしたい』

から、色々と建築会社さんとやり取りをした結果

営業マン:『最初は出来ます!』→『出来るけど、今の間取りに入らないキッチンなので、これを入れようと思ったら、間取り変更が必要です。…家の面積を増やさないといけないので、キッチン価格+坪数UPで300万円追加となってしまいます。…普通のキッチンに…』

といった感じ…こういったのは、よくあるトラブルだったりします。

理由としては、

  • 『このキッチンだと、配管工事がしにくく、メーカー保証が出来ない!』
  • 『このキッチンだと、お値打ちに仕入れる事が出来ないので、もったいない!』

など様々な話が出てきます。

話をまとめますが、

  • 『そもそもそういった希望の施工事例はあるの?』
  • 『自分たちがしたい要望は本当にできるの??』

などの質問はしていってもらい、

“その会社さんの施工能力の確認”

をしていきましょう!

トラブルが起きたらすぐに上司を呼び出そう!

上司との交渉

さてさて、いよいよ問題が起こった後の解決手順です^^;

まず、基本的な話をしていくと、

トラブルが起きたら、直ぐに、当事者間だけでの話をするのをやめましょう!

という事です。

第三者を入るという事です。

会社の場合であれば、

その担当者さんの上司を入れて頂く事も有効的な話です。

その他にも、

お客様が親族を同伴させる事もありです。

また、

建築会社の多くは、

  • 縦のつながり(営業部隊の上司と部下)は強いですが、
  • 横のつながり(営業部と設計部)は意外と仲がわるい(言い方は微妙ですが)事も多く、

例えば、営業マンさんとトラブルが起こっているなら、設計を連れてきてもらうのも一つという事です。

重要なのは、

その人よりも上の人を連れてきてもらう事

です。

設計マンに頭が上がらない新人営業マンさんもいますし、その逆もあります。

なので、上司の立場になるような方を連れ出してもらう必要があるかと思います。

裁判

意外かもしれませんが、家づくりにおける裁判は多くあります。

金額も大きいので、当然と言えば、当然ですが…

また、

建築会社さん(特に大手になればなるほど)とってみると、こういった裁判には慣れている事も多い。

そして、

注文住宅に関しては、裁判で、建築会社さん側が勝つことも実は多いんです。

理由は、

裁判の論点が『言った!言わない!』になる事が多く、『言った!』が証明できない為です。

内容証明を建築会社さんに送ったとしても、相手側は、図面上の落ち度が無ければ強気で来ることもあります。

因みに、納期の遅れに関しては(契約時に書く施工の納期)

一日遅れる毎に請負金額の1/1000円が取れるのが一般的だそうです。
*契約書の書面として残っている為ですね。

と言いつつも、

相手側としても、納期がなぜ遅れたのか?は当然に言ってくると思いますので、絶対に遅れたから取れる!という話でもないのですが…

はい、話を戻しますが、

注文住宅においては、裁判をする事も多いという事。

を知ってもらっておきつつ、

実際には、裁判までするのはちょっと…

となる方も多いとと思いますので、あくまで知識として、会社さんも裁判慣れしている事も多い怖さを知っておいて頂ければと思います。

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途中の解約→以降は分離発注

5つ目の話は、工事途中でのトラブルの話です。

例えば、工事途中で、『もうこの会社さんと、関わりたくない!!!』となる方もいるかと思いますが、そういった時に、思い切って、その会社さんを切り離してしまう発想です。

勿論、工事の進み具合にもよりますが、その会社さんに固執する必要がない場合もあります。

例えば、

後は簡単な内装工事だけ!

後は外構だけ!

など、

工事の進行次第では、特にその会社さんに固執する必要性というのを改めて検討して頂くと良いかと思います。

勿論、

角の立たない断り方をして頂きつつ、家の本体のメンテナンスは、お付き合いをして行って頂くような話の持っていき方もあるかと思います。

ここら辺は、正直な話をすると、私の方でお手伝いできる範囲ではなくなってしまう事も多く(弁護士さんと相談という結論になる事も…)ありますが、先ずは、ここら辺の必要性を改めて検討して頂ければと思っております。

今回、最後にこの話をするのは、家づくりの問題に関しては、上記の話でも分かるように、当事者間の気持ちの問題が非常に濃い話となってきます。

なので、上手く相手側の気持ちを抑えられるかどうか?

によって、色々な解決方法が見えてくるように思い、お話しをさせていただきました。

まとめ

結果としてまとめるのであれば、

契約するタイミングは、遅ければ遅い方が良い!

…がポイントになってきます。

契約するタイミングを出来るだけ遅らせて、その間(契約しない状態)に話を詰める!

というのが一番という話ですね。

たまに、

“ここから先は契約してもらわないと話が出来ない”

会社さんもありますが、そういった場合は

  • 設計契約だけ先にする(建築家さんにお願いする場合はこの方法が主流です)
  • 契約の解除に関する確認を十分にしてからの契約をする
    →解約費用はゼロで良いの?

を聞いていただく等ですね。

最近だと、消費税増税の絡みから、『今!契約した方が!!』と煽ってくる会社さんもあるかと思いますが、再度立ち止まって頂ければと思ってたりします。

はい、かなり長い話になってしまいましたが、是非、ここで再度

“家づくりってそういうものなんだ!”

を理解して頂ければと思っております。

すみません、最後にメールでのご相談なども受け付けておりますので、もしトラブル関係でお困りの場合は、ご相談くださいね。

解決できない事も多いですが、客観的に見て、どうか??やこれからの対応をどうする?の判断などは出来るかと思います。

↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓

【契約後の流れ1】:建築会社の間取りを自分たちでチェック!

【契約後の流れ2】:ハウスメーカーさんの工期が気になる

参考記事1:おしゃれな部屋画像20PICKUP

【絶対!素敵な“家”にする!vol2】-間取り-

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