Rebro at home 牧原(以下:牧原):今回の対談企画、いよいよ最終回。
最後のテーマは契約といったテーマです。
今の時期、2月と言う事もあり、3月の決算時期に向けて、各社色々と動きを見せてきているタイミングだと思いますので、丁度良いタイミングで、この契約に関する話が出来るのかな?と思っていたります。
2015年の初回から、この対談企画を少しづつUPしておりますが、今回のテーマ“契約”というのは、一言で言い表せない話でもあります。
今回の対談は、確認事項としても、かなり多くあり、正直対談でまとまりきっておりません。その為、少しメールでのやり取りをしながら記事をまとめています。
目次
契約を決める為に、これだけは抑えておきたいポイントや項目なんかはありますか?
牧原:では、始めます。家づくりの契約って、まだ実物がない状態でしなければいけないですよね。つまり、普通に物を買うという感覚とは少し違ってくるのがこの家づくりですね。
そこで、
個人的には、“契約というのがどういったものなのか?を知る事”は、とても重要だと思っていますが、かえる建築さんに聞いてみたい話しとして、契約を決める為に、これだけは抑えておきたいポイントや項目なんかはありますか?
アキラ:必ず押さえたいポイントは、一点です。
それは、これから建てようとする家がどのような家になり、いつ迄に引渡しするか、を、建築会社があなたにも分かりやすく説明しているか?です。
これは、間取りや外観の提案がされているか?
だけでなく、仕上げや設備、家の性能などの説明がしっかりされていることを指します。できれば、あなた自身が、家族や友人に説明できるくらいに理解していれば、ベストです。
私に相談を頂く何割かの方は、どんなフローリングを使うのかさえわからない状態で、契約しようとしており、色々とお話しさせて頂くと、その会社との契約が不安になり、契約をやめる方もいらっしゃいます。
まともな会社であれば、当たり前にすることを、やらない会社はまだまだあります。気をつけてくださいね。
牧原:なるほど、確かにフローリングと言っても、色々と種類もありますし、価格も違う。細かい話をすれば、厚みの違いだってある…そういった違いを色々と理解出来ているか?という話ですね。
ここら辺を事前に知識として準備出来るようにする事が確かに大切。
後は、個人的に思う所として、ここら辺の話は、かえるけんちく相談所さんや私、その他でも、契約前に一度専門家に見てもらうのが一番早いかもしれませんね。
あきら:はい、そうですね。どこまでの内容を把握できるかは、一般の方だと時間も限られていますので、相談して貰った方が良いかもしれません。
今からでも対策が打てるような契約前の確認、変更項目なんかはあったりしますか?
牧原:もしかすると、この記事を読んでいる方の中には、もう契約直前!と言う方もいるかもしれません。
例えば、今週の土曜日に契約予定となっている!という方
ご家族で話し合って、お互い納得している状態の方もいるかもしれませんが、そういった方でも、今からでも対策が打てるような契約前の確認、変更項目なんかはあったりしますか?
出来れば契約直前に話題をふった方が良い内容、必ず確認しておきたい内容などあればお教え下さい。笑
アキラ:はい、今回のポイントですね。長くなりますが、契約前に確認すべきことは、6つありますので、順番に話しますね。
1.請負契約は、ある程度間取りと仕様が決まってから行う。
提案されている間取りに満足してるなら良いのですが、そうでない場合、「契約してから、じっくり考えましょう」と言われて契約するのは危険です。
また、仕上げや設備の要望を見積もりに入れてもらってください。
2.支払い条件は出来高払いとする。
出来高払いとは、
完成した部分に対してのみ、報酬をはらうというやり方です。(ハウスメーカーは、引き渡し時の支払いなので、問題ありません)
万が一、建築会社が倒産しても、被害は最小限にすることができます。支払いの割合はこんな感じになります。
- 基礎工事 10%
- 上棟時 30%
- サッシ取付 50%
- 外壁 80%
- 仕上げ 90%
- 引渡時 100%
3.アフターメンテナンスの内容は文書でもらう。
大手メーカーの場合は、メンテナンスの頻度がきっちり決まっていることが多いですが、工務店の場合は対応がバラバラです。書面でもらうようにしましょう。
4.契約書には、着工日と引き渡し日を明記し、遅延した場合の違約金についても確認する。
着工日と引渡し日が曖昧だと、業者の都合で決められてしまいます。
ここまでに入居したい、という希望がある場合は、必ず日程と違約金について確認しましょう。
5.サービスします!と言っていた内容を見積書に明記してもらう。
言った言わないの元凶がこれです。
サービスします!と言われたことを、確実にサービスしてもらうなら、見積もり書など、書面に明記してもらいましょう。
6.地盤調査や地盤改良について確認する
敷地が更地の場合は、契約後すぐに地盤調査が始まります。この結果により、地盤改良が必要か否かが分かりますが、同じ条件でも、地盤改良方法や考え方により、かかる費用は100万円近く違う場合があります。
調査方法や、地盤改良の方法の選び方を、確認しましょう。
以上ですね。
牧原:6つ。一気に話をして頂きましたが、それぞれ重要な話ですね。かなりまとめてもらった感じがありますが、当然ながら建築会社さんごとでの対応も違ってくる話かと思います。
もしよければ、それぞれに対して気になる所は聞いて頂く、それぞれの記事を読んで頂くといった感じで良いでしょうか。
アキラ:そうですね。細かい話はそれぞれで聞いてもらった方が良いかですね。
契約時に間取りはどこまで固めていれば良いですか?
牧原:因みに、上の質問の続きですが、契約時に間取りは、どこまで固めていれば良いですか?
例えば、ハウスメーカー時代は、とにかく契約を急かすような風潮が当然ながらありました。
だけど、家づくり相談をする側として見ると、この状態で契約は少し要注意、契約後に金額Upが多くありそうだな~と思えるような状態もあります。
そういった状態はどこで感じるかというと、間取りが詰まっているかどうか?が一番大きな要因で感じる所です。そこら辺は如何でしょうか。
アキラ:満足いく間取りになってから、契約するようにしましょう。
契約後は、窓や建具、収納などの微調整だけ、という状態です。
会社によりますが、契約後の大幅な変更は、設計の動きも鈍くなります。
また、減額になるような変更は、したがりません。
ので、ほぼほぼ間取りは決まった、という状態で契約しましょう。
牧原:ありがとうございます。
施主手配に関しては、どのようにお考えですか?
牧原:最後にこの話を聞かせて下さい。最近では、大手ハウスメーカーさんでも施主手配を促進(笑)している営業マンさんも多いように思います。
特に、外構や解体などは、施主手配のがお値打ちですと言った感じで、その分野をそのまま別の会社にお願いした方が良い。という話をよくよく耳にします。
アキラ:大手さんも最近は、施主支給できますよね。読者さんから、ミサワホームでフローリングの支給をした、という話を聞いたことがあります。
施主支給は、コストダウンの方法としては定番なので、やってみても良いと思います。
ただ、建築会社によって対応が違うので、こちらも契約前に話をした方が良いですね。
理由は、建築会社は、契約後に減額をしたくないからです。
こちらの記事などに、施主支給について、詳しく書いています。
牧原:ありがとうございます。フローリングも施主支給ですか…
確かに今では、インターネットを活用すると、色々と施主支給の方がお値打ちに出来る事も多いですよね。
本当は、ここの話はもう少し突っ込んで聞いた方が良いかとも思いますが、施主支給に関しては、少し細かい話もした方が良いと思いますし、それなりに大変さもあるかと思います。
ここでは、そういったやり方もある。と言う事を知っていただくきっかけとして頂ければと思います。
まとめ
牧原:今回、3回に別けて、アキラさんに話を聞いてきました。
私としては、少しでも皆様の家づくりが良い方向に向かえば。
また、設計士さんの話を聞いて頂く事で、建築の可能性の高さを感じて頂ければと思いながら、聞いてきました。
アキラさんは、監修された“人生が変わる片づけのルール”も再販が決定したとの事で、今後、さらにご活躍されていくように思います。
と言う事は…
アキラさんに気軽に質問できるのは、今しかないかもしれませんね。笑
皆様も色々と質問を聞いて見て頂くと良いかもしれませんね。
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