気がつけばもう年末ですね。
消費税の増税の見送りやらなんやらで、色々と動きのあった住宅業界ですが、皆様の家づくりは如何お進みでしょうか。
今回は、現場見学会(オープンハウス)の重要性に関しての話です。
因みに、この時期、多く頂く相談として、
今見ているハウスメーカーで決めても良いのかどうか?
というのがあります。
- 間取り
- 概算の資金計画
- 担当者さんとの話合いも進んじゃって…
そろそろ決断をしないと!
と思っている方も多いようです。
こういった相談を頂いていて、
図面の内容をどこまでお客様がイメージ出来ているか??
という事を感じます。
例えば、頂いた相談から、間取りアドバイスをする時、お客様がどこまでイメージ出来ているかを把握して、その上で、提案資料の話をするのですが、
多くの場合、
- この間取りで○○○○万円と言われました!
- 設備は標準仕様ですが、普通より良いものがついてるっていってた!
といった感じで、ざっくりな打合せになっている事も多く、そういった状況なのに、契約を迫られている事も多いようで。
…本当に自分たちが家をつくる時に、
- この間取りだと生活はしやすいかな?
- 窓の大きさや位置はここでいいのかな?
- 収納はこれとこれが、あそこに入るのかな?
などの具体的なイメージをした上で、契約をして頂くのが良いように思います。
ご相談いただく中で、迷われている方は、何となくですが、そのハウスメーカーで決めて良いのかの確信がないような印象を受けます。
という事で、解決策がオープンハウス(現場見学会)だと思いますので、ご案内です。
家づくりで迷ったら、現場見学をしよう!
この話をすると、『そうします!』という答えが返ってくる事も多いのですが、
とにかく!
家づくりで次に何をすれば?と少しでも疑問を感じたら、現場見学に参加!
といった感覚を持って頂ければと思っております。
とにかく現場を見る事で、
- 質感や間取り
- 家の広さや幅の大きさや天井の高さなど
非情に効率的に家づくりの勉強になります。
担当営業マンさんには、『出来れば、同じような実例の現場を見せて!』と言っていただきたいのですが、
注意点として、
坪数が同じというよりも、仕様が同じ家を見る。
という事を心がけて頂くと良いかと思います。
以外と、大手ハウスメーカーさんで決めようか迷っている方で、ご相談を頂く方の多くは現場をまだ見ていない方も多いようで、これは絶対にダメです^^;
- 現場を見てピンとくるかどうか?
- 『ここで建てたい!』
と思えるかを模索して頂ければと思います。
現場を一か所か二か所みるぐらいでは、何とも“ピンとこない”状況ではるかと思いますが、
- 同じ会社の現場でもいくつか見て良けば、
- 違う会社の現場をいくつか見ていくうちに、
“この現場!”が出てくると思います。
同じ会社の現場見学会でも、
- インテリアやフローリングの素材
- 照明計画
- 造作家具
などで感じる所が全く変わってきますので、現在の資金計画と同じような仕様の家!というのを心がけて頂くと良いかとも思います。
現場見学会で良かった建具の写真
さてさて、せっかくなのでもう少しお話をしますね。
先日、とある工務店さんの現場見学会に参加させて頂いた際、この感じは、参考にして頂けるのでは?と思い、写真を一部とってきたのでご紹介させていただければと思います。
写真は、リビングと和室、リビングと玄関ホールに続く建具の写真です。
写真だけだと解らないかもしれませんが、濃い青の建具、藍色というか、落ち着いた感じの青い建具が素敵でした。
また、建具(ドアなど)の高さは通常の建具の高さなのですが、上部を普通の壁にするのではなく、クリアの硝子などを大きさに合わせて入れることで、玄関ホールなどにもリビングの光が届き、圧迫感をなくすような工夫を参考にして頂ければと思います。
建具の造作
因みに、建具自体も、既製品の建具ではなく、造作の建具になっています。
造作の建具の話を少しだけさせて頂くと、造作素材として、無垢をつかう場合、
*費用はそんなに高くなく、既製品と同じぐらいの費用と言う事でした。
建具自体の反り曲がりが出てくる事が予想出来ます。
その為、造作でも、そり曲がりが大きくならない工夫も必要だったりします。
例えば、
高い建具(天井まである建具)はやめて、一般的な建具の高さに抑える等ですね。
高い建具は、反り曲がりの問題もあるようで、なるべくこういった写真のような提案を受けてもらうと良いかとも思っております。
上部のパネルと併せて考えて頂くとより綺麗に現場が仕上がりますね。
また、注文住宅において色決めというのも楽しい話合いの一つだと思いますので、この記事で少しご紹介させて頂きました。
注文住宅を考えているなら、工務店さんの現場も見てもらうと、良いのかな?とも常日頃思っております。
11月12月、6月7月は、家づくりの知識を蓄える時期として考えて頂くと良いので、是非、見学会を中心に回って頂ければと思っております。
参考記事1:家づくりで年末にしておきたい3つの事
参考記事2:家づくりは年始から
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