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地震に強い家づくり

今日は、改めて地震に対しての話をしてみたいと思います。

例えば、『地震に強い家づくりがしたい』と思っても、その判断基準ってどうすれば良いの?という意見も多くあります。
*耐震等級以外にも家の強さを表す数値はあり、色々な観点から言える為

その為、今回は、地震に対するベーシックな話しをしつつ、家づくりにおいて、建築会社さんを判断する際の、材料となるような話をさせて頂ければと思います。

何故、今回そういった話をするかと言うと、最近あった家づくり相談の中の一つで、これはお伝えしておくべき内容だと感じた為です。

また、根本的に、地震に強い家といっても、例えば国で定められている耐震等級3(耐震等級の中の最高ランク)を取る事は、どこの建築会社さんでも比較的容易にとる事が出来、その上で各建築会社さんは差別化するという流れが一般的です。

その為、耐震等級以外の話、色々な専門知識や数値を言われる事も多く、それが本当に良いことかどうか?という判断が難しいようにもなってきたように思った為です。

ではでは、地震に強い家という事に対して改めて話をしていければと思います。

地震に強い

色々な地震の強さを表す数値

今回は、耐震等級以外の表現方法というのを少し学んでいければと思います。

各社さんからの家づくり説明の中で、地震に強い家づくりの表現方法は色々とありますが、多くは以下にあげられる数値が出てくるように思いますので、ご参考下さい。

また、以前お伝えした物も出てくると思いますので、併せてご参考下しさい。

リンク:地震に強い家づくり1~3土地を調べるハザードマップ

ガル

ガルとは地震の強さを表す一つの数値になります。

単位としてガルをみると、“gal:cm/sec2”となり、地震の加速度をあらわす単位となります。

因みにこのガルで今までの代表的な地震を表すと、

  • 阪神・淡路大震災:818ガル(最大加速度)
  • 十勝沖地震:87ガル(最大加速度)
  • 東日本大震災:2933ガル(最大加速度)

といった数値が出ているようです。

因みに、地震の大きさを測る数値としては、後述しますが、一概に“ガルが大きい=地震が強い”と言う事も無いので覚えておきましょう。

カイン(cm/sec)

  • 阪神・淡路大震災:200~300カイン
  • 東日本大震災:100カイン

となっています。

カインは、加速度(ガル)に時間をかけた数値になります。

地震に強い家づくりとして、綜合的な判断をするのであれば、カインの数値の方が大切かもしれませんし、そのように言われてる事も多くあります。

マグニチュード

マグニチュードは

  • 阪神・淡路大震災:7.3
  • 十勝沖地震:8.3
  • 東日本大震災:9.0

です。

マグニチュードは最も馴染みの深い数値ではないでしょうか。マグニチュードは地震そのものの規模になります。

震源地の強さになりますので、実際にその家に対しての計算と言う話ではありません。

震源地(マグニチュード)からの距離によって、次にあげる震度が表示されるといった流れです。

震度

震度は

上記であげた地震は、全て7という表示です。

以上の4つ、ガル、カイン、マグニチュード、震度と、地震の強さを表す数値を、先ずは羅列しましたが、意外と、表現方法がまちまちな事が解ります。

例えば、十勝沖地震などを見ると、ガル表示だけでその家の強さを判断するのは微妙ですし、東日本大震災では、ガルとしては、3000近い数値が出ていますが、実際、純粋な家の倒壊は818ガルの阪神・淡路大震災の方が多かったといわれています。*発生時期と家のサイクルの違いは当然ありますが…

『私たちの家は1800ガルまで耐えることが出来る家です。』

といっても、一概に絶対に強い家というのは言えないという事がわかっていただけるのではないでしょうか。
*先ずは基本的な話として

また、各数字も、それぞれにおいて比例する訳ではないのは見ていただける通りです。

耐震等級はそれぞれどれぐらい?

ではでは、地震に強い家づくりにおいて、一番ベースとなる判断基準の耐震等級というのはどの程度のものなのでしょうか。

耐震等級で換算すると、

  • 耐震等級1:400ガル程度(震度6~7)
  • 耐震等級2:500ガル程度(震度7)
  • 耐震等級3:600ガル程度(震度7)

となっているようです。

因みにカインに対する数値が出てこないのは、カインは、ガル(加速度)に時間(sec)を掛けたものとなるので、地震の揺れ時間も考慮した表示になります。

耐震等級1とは?

少し話が前後しますが、もう少し根本的な説明をさせて頂ければと思います。

耐震等級ってそもそも何?と思われる方も多いのではないでしょうか。

国が定める耐震等級1の建物基準は、『数百年に1度発生する地震力に対して倒壊・崩壊しない程度』となっています。

よく阪神淡路大震災の地震を1と例えられるのですが、正確な数値はありません。

その上で、

  • 耐震等級2は等級1の1.25倍
  • 耐震等級3は等級1の1.5倍

の強度を求められます。

具体的にはこういった仕様で家をつくりなさいといった指標が色々と出ていますので、気になる方はそちらもご覧頂ければと思います。

参考:フラット35耐震性に関する基準

ここら辺の基本的な話を理解してもらった上で、次回少し実例を出して、話を色々としていきたいと思います。

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2014/11/19 | 構造・性能

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