先回の続きの話です。
家の見積もりは一部の部材単価だけで判断するのはキケンですよ~と言う話をさせていただきました。
今回は、もう少し詳しい話をさせて頂ければと思います。
先ずは、見積もりを判断する時に役に立つ、見積もりを別けて考える方法をお教えしたいと思います。
目次
家の見積もりは3つに別けて考える
その3つとは
- 各部材の単価×量
- 全体的な見積もりの項目数と内容
- その他の費用項目
です。
少しそれぞれの話をしていきたいと思います。
各部材の単価×量
先ずは、各部材単価の話ですが、部材単価を比べると、ハウスメーカーさんと工務店さんで比べると、単価自体に大きな違いがあります。
が、
いざ工務店さん同士で比べると、意外と比較できる単価は同じぐらいだったりする事が多かったりします。
つまり、
もし工務店さん同士で比較検討される場合、
単価以外の部分も見なければいけないという事です。
では、どこを見れば良いのかというと、その一つとして、単価×量があります。
量の計算が各会社の見積もりで違う
部材単価は同じでも計算する際は、その単価と量を掛けていく事になります。
例えばクロスのSPランクの単価が900円、35坪の総2階だった場合
クロスの量として450㎡で計算する会社さんもあれば、500㎡で計算する所もあるという事ですね。
50㎡の違いは金額に直せば45000円ですが、チリツモですので、そういった違いをしっかりと理解していく必要があるという事です。
ここの量の認識はしておきたい所です。
また、比較する際、家の大きさが全く同じなら比較、計算もしやすいのですが、実際には、間取りが全く一緒というのは起こりにくいので、その違いも考慮する必要がありそうですね。
全体的な見積もり項目と内容
次に全体的な見積もり項目の話をして見たいと思います。
何度かお伝えしておりますが、細かい家の見積もり項目をあげると、家の本体だけでも見積もりの項目は150~250項目ぐらいあります。
当然ですが、項目が少ない会社さんもありますし、多い会社さんもあります。
これらは、
例えば、お風呂などの設備の見積もりを見たときに、
- ■お風呂一式工事(商品名×大きさ×施工)
となるのか、
- ■お風呂の値段
- ■施工費用
となるのかで項目が分かれている場合がありますし、
とある会社さんの見積もりでは入っていない項目が入っている事もあります。
どちらが良いと言う話ではありませんが、ここら辺を併せて比較検討する必要が出てきます。
*最終的には家の総額の話になってくるかとも思いますが
また、
例えば外壁を塗り壁風にしたいという注文をつけた場合、
- 吹き付け(リシン吹き付け)1500円~2500円/㎡
- 吹き付け(ジョリコート)2000円~3000円/㎡
- 塗り壁(ジョリパット)3000~5000円/㎡
などの色々な方法がありますし、その部材単価による違いは勿論あります。
また、その他にも
塗り壁の内側の下地の仕上げを、
- ラスモルタル下地とするのか、
- 無塗装サイディング下地とするのか
でも違いがあるという事ですね。
つまり、その内容も違ってきます。
ここら辺の判断もする必要があったりします。*すみません、難しい話で、解りにくい話かとも思いつつも書いてます。
その他費用の違い
家の見積もりは項目が多いだけに、全ての話は出来ませんが、特に注意して貰いたい情報を上記で少しお伝えしました。
また、その他にも、家の本体価格以外の話も注意が必要です。
例を出すとすると、
- 建築会社さんによっては、本体価格は安くても、その他の諸経費が物凄く高い場合がある。
- 外構費用として、ウッドデッキが20万円ぐらいで済みそうな場合でも見積もりは40万円と書いてあったりする事もある。
という感じですね。
ここら辺は、見積もりが出てくるにあたって、どこで、その会社さんは利益を取っているのか?の違いもありますので、最終的には単価が安いから良い!ではなく、家全体の金額の話をしてもらった上での判断という事を心がけて頂ければと思います。
家の見積もりは比較はどうすればいい?
結局、上記の話を細かく比較すると言うのは、私たちのように、色々な会社さんの見積もりを見ている者でないと比較も難しいと思います。
ですが、そうはいってもと思われると思います。
簡単な話としては、上記のような注意点を持っていただきつつ、見積もりを最低3社は取ってもらうという事が大切な気がします。
次回に少し具体的な例をあげて見たいと思いますので、参考にして頂ければと思います。
参考記事:ハウスメーカーと工務店の見積もりの違い
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