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土地を買うなら延長敷地(旗竿地)??

投稿日:2014/08/27 更新日:

Rebroathome03

先回、土地を買うなら北側接道の土地という記事を書きましたが、今回は延長敷地旗竿地)に関する話を書いてみたいと思います。

土地を買うなら北側接道??

*まだ読んでない方はぜひご参考下さい。

先回に引き続き、延長敷地(旗ざお地)に関するメリット・デメリットを見ていきましょう。

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延長敷地の土地を買う時のメリットは1つ

まず、延長敷地(旗竿地)とはどんな土地かというと、

上図のような土地(赤色部分)の事を、延長敷地や旗竿地と言い、道路との接道部分が小さく、奥まった所に土地がある場合が多くあります。

延長敷地(旗竿地)のメリット

このような土地のメリットというと一番は、土地の価格が安いというのが一番のメリットになります。

例えば、希望するエリアで、駅近で、という条件で探す場合、価格が厳しくて手が出ないという状況になる事も多いのですが、旗竿地の場合は手が届くことも多いです。

立地重視で土地を探す場合は、延長敷地(旗竿地)もありだという事になります。

その他のメリット

価格的なメリットが一番ですが、それ以外のメリットとしいては、

  • 防犯対策として、実は一番良い
  • 駐車計画が限定される為、敷地の有効活用がしやすい
  • 家の外観を気にしなくて良い

等もよく言われている内容ではありますが、メリットがデメリットにもなるような内容にもなります。

防犯に対しては意外な気もしますが、“周りが家に囲まれている=人の目があり防犯対策になりやすい”とも言われていたりしますが、逆に、囲まれているから、くつろげないなどのデメリットも出てきます。

外観に関しては、良いのか悪いのか?ですが、殆ど外から見えませんので、お金をかけなくて済む、という発想です。

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延長敷地(旗竿地)を買う時の注意点

さて、価格メリットがあると上記でお伝えしましたが、当然、こういった土地を買う時には注意も必要です。

物件条件によっては安く買ったつもりが、意外と割高な買い物になってしまう可能性もあります。

注意点1:接道している土地の間口とその長さ

延長敷地といっても色々な延長敷地が考えられますが、先ずはこちらのイラスト見ていただければと思います。

↓いろいろな延長敷地(旗竿地)↓

延長敷地の色々

この図のように、旗竿地も細かくみていくと色々な形状がありますし、その“道路と接している間口”“竿部分の長さ”に関して、色々なパターンもあります。

という事で、このもろもろの条件を北側接道の土地の記事と同様に、不動産の査定基準から解説していきます。

【最低限守りたい土地の条件】ーーー

法的な話をすると、家をつくる為に最低でも道路との間口は2mが必要です。ただし、間口が2mギリギリだと、駐車場としてつかうことも難しい(車は入るけど出られない等)です。

また、延長部分の長さも、例えば車2台を縦列で考えるのであれば、10~12mぐらいの長さが必要ですが、それ以上は無駄になります。

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上記のような内容は、不動産の売却査定でも同じ事が言えます。

通常、間口2mの場合、有効面積の部分(家を考えられる所)も減価率として-20%~-35%ぐらい坪単価は下がり、延長部分に関しては、-50%~-60%ぐらいで計算されてしまいます。

逆に、間口が3mの場合、その敷地価格は、有効敷地の部分は-10%~-30%ぐらいで計算でき、延長部分に関しても、-30%~-45%ぐらいとなります。

延長敷地の間口と査定

つまり、土地の価値、使いやすさを考えると、

  • 間口:出来れば3m程度
  • 延長部分:長さは15m前後

この上記2つのラインを一つの目安にしてもらうと良いかと思います。

長さが20mを超えるか、超えないかで査定が10%ほど変わってくる事が一般的です。

間口が3mあると、駐車計画以外にも、外構としてエントランスの意匠を考える事も出来、また、敷地形状によっては、光や明るさも確保されていきますね。

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Rebroathome02

注意点2:外構計画

注意点1の続きですが、延長敷地を考える時は、外構計画での費用計算が意外と重要なポイントになっていきます。

何故かというと、旗竿地の土地は、敷地の境界線として長さが、一般的な長方形の土地と比べて、長くなる為、境界ブロックの必要面積が増える為、外構の費用がかかる事も多くあります。

また、道路から建物まで長い為に、

  • 給排水の菅の長さ
  • 電気を通す電線の長さ
    (中継の電気ポール(家庭用の電柱))

が必要だったりと、意外とお金がかかる事もあります。

こちらは、注意点1でお伝えしましたが、間口3m、長さ15mを一つの目安にして頂きつつもこのような追加費用を考える必要があります。

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旗竿地の土地の間取り実例

日当りは要注意

また、その他の注意点として、旗竿地は日当たりの確保が意外と難しいとなる場合もあります。

ここは家の間取り(提案など)でカバーできる部分もありますので、間取り提案のタイミングで、日当たり、風通しに関しての意識を強く持っていただくと良いかと思います。

間取り実例のご紹介

はい、といった特徴のある旗竿地の土地ですが、実際の間取り実例を一つご紹介させていただければと思います。

【番外編03】:旗竿地の間取り

この間取りでは、土地が安い為、外構や見える部分にはお金をかけていて、それでも通常の土地の坪単価と比べれば半額ぐらいで変えている土地になりますので、ご参考いただければ幸いです。

延長敷地の土地を検討される場合は、お隣のブロックがどのようになっているかなども含めて見ておきたい所です。

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参考記事:土地を買うなら北側接道??

土地は決まったけど、建築会社が決まらない!

『私たちの土地なら、建築会社さんは何処にお願いするのが良いの?』

とお悩みの方は、一度Rebroathomeへお問合わせ頂ければと思います。

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