先回、住宅の見積もりに関する記事を書きました。
先回は、見積もりが出てくるまでと、会社によって、見積もり提出時に出てくる資料が違うことなどをお伝えしました。
今回のブログは、先回の続きで、実際の実例もご紹介していきます。
今までに実際にご相談があった見積もり相談の中から代表的なものを少し具体的に知識としてご紹介していきたいと思います。
断熱材を変更する際の見積もり変化
以前、家づくりのご相談において、住宅の見積もりで断熱材を内断熱(=グラスウール)から、外断熱に変更したいけど、一般的にいくらぐらいの費用UPを考える必要がありますか?
という相談内容がありました。
例えばこの場合、
先ず、ハウスメーカーさんにおいては、断熱材の変更はできません。
つまり、先回のブログの内容で言えば、ハウスメーカーさんでは、『自分達の意思で変える事が出来ない』という事になります。
こういった話をハウスメーカーさんに出した場合、必ず、『弊社のこういった断熱方式なら、変更の必要はなく、十分な性能を保つ事が出来ます。』といった説明があります。
逆に工務店さんに言うと、その変更は可能です。
しかし、お願いする工務店さんによっては、変更は可能ですが、その取引の関係上、そもそも、
- 施工実績
- 施工単価
の違いがあります。
つまり、
断熱変更は出来るけど、費用UPが30万円の所もあれば、大げさに言えば、100万円かかる所も出て来るという事です。
変更する断熱材の違い
別の相談において、断熱材をグラスウールからセルロースファイバーに変更したいという要望がありました。
例えば、この断熱材の違いに関しても、工務店さんであれば、断熱材の変更は可能です。
その際、工務店さんで、断熱材の変更によって、金額の違いがきになる所だと思います。
参考にしていただければと思いますが、例えば、今までの見積もりを少し集めてみると、見積もり例はこんな感じです。
- 家の大きさ
- つかう部材
- 種類
- 厚み
などで、実際には金額差があります。
また会社によって仕入れ単価の違いも出てきますので、最終的には、数社での見積もり書と比較する必要がありますね。
因みに、工務店さんでの断熱材変更ですが、唯一、内断熱⇒外断熱と方式自体が変わる場合は、少し注意が必要ですので、参考にして頂ければと思います。
参考記事:断熱材の10個の注意点
ハウスメーカーさんの断熱
因みに、ハウスメーカーさんの断熱は決まっています。
その為、見積もりなどで、断熱材に関する細かな部材単価が出てくる事は殆どありません。
*その代わりでもありませんが、どういった物を使ってどのような方法で断熱するのかは、カタログなどでうたわれていますし、断熱性能なども記載があります。
逆説的な話をすれば、断熱材の変更がきかないハウスメーカーさんだからこそ、断熱性能専用のカタログが作れるとも考えられますね。
注意したい所としては、ハウスメーカーさんは、断熱材の変更が出来ない為、その断熱説明は、説明と説得の両方が入ってきます。
つまり、その説明が本当に正しいのかどうか、他社と比べて本当に優れているのかを見比べる必要が出てきますので、覚えておきましょう。
断熱材は、現時点で、どれが一番いいといのは判らないと言われています。
家づくりを考えるとき、断熱材に関しては、自分たちでも判断が必要になってきますし、会社による違いをしっかりと理解しておくことがとても重要になってきます。
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