今回は、狭小住宅を建てる時のポイントを話をしていきます。
狭小住宅:“狭くて小さい土地に対して、出来る限り有効的に注文住宅を建てる事”
が定義のように思います。
“土地の間口が狭い+土地がそもそも小さい”に関しては、
- 予算を考えて、買える土地が限られる!
- そもそも条件に合う立地が30坪を切るような土地ばかり!
といった理由で、都会になればなるほど、狭小地に家を建てる必要が出てくる事も多いのですが、この狭小住宅に関して一緒に考えて行きたいと思います。
まずは一つ間取りを見ていただければと思います。↑↑
例えば、この間取り提案は、土地は、北側接道で土地の間口が8.5m、奥行きが13m程度の土地に出てきたものです。
*定義として狭小地では無いのですが…
土地面積は35坪程度に駐車場二台、3LDK、2階建ての家が建っているものです。
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目次
狭小住宅を建てる時に覚えておきたい3つのポイント
今回は、狭小住宅で気にすべきポイントは何?という話です。
色々なポイントはありますが、狭小住宅に家を建てる際、必ず気にしておきたいポイントを三つお伝えします。
というか、もし、私が個人的に狭小住宅を建てるなら、建築会社を探す時に以下の3つのポイントを気にして探します。
狭小住宅で考える時のポイント①:提案力のある会社
提案力に関しては、狭小地でなくても重要な要素ですが、特に狭小住宅を考える場合、
- 空間の提案力
- 中二階やベースメント(地下)
- 光のとり方や空気の抜け
は、通常よりも工夫が必要になってきます。
その為、前提の話として、“提案力のある会社さん”を選ぶ必要があります。
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では、そういった提案力の有る無しをどうやって見分けて行けば良いのか?ですが、一番重要な要素としては、“経験値”があげられるように思います。
これまで、どのような狭小住宅を建ててきたのか??
の提案を聞いて頂く事でが重要な要素なってきますので、先ずは、経験を確認して頂ければと思います。
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狭小住宅で考える時のポイント②:施工力のある会社
提案力の次は、施工能力です。
例えば、
隣地との境界線ギリギリまで家を広げて建てる!
という話は、狭小住宅を考える上で重要なポイントとなってくるのですが、そもそも、ギリギリまで広げることが出来ない会社さんもあります。
…
家の設計段階で、間口を+20㎝広げられるだけでも、収納計画や空間の取り方が変わってくるのは当然の話ですね。
これは、設計者さんの考え!というよりも施工能力の違い!の方が大きく関係してくる話です。
住宅メーカーの営業時代の話ですが、当時、狭小地での提案を書いてましたが、私がいた大手のハウスメーカーは、上記絵のように、
- 隣地境界は施工能力として50㎝はあけないとダメだったり
- 2階を少し前に出す事が出来なかったり
- 土間(玄関部分)を広げる事が出来なかったり
と提案したくても出来ない事が結構ありました。
何故出来ないのか?を簡単に言えば、
- お金がかかる
が理由でしたが、+して、そもそも経験が無い事もあって、設計からは、“あと20㎝、間口を広げる!”が出来ない場合も多くありました。
『そんなに融通が利かないの?』と思われるかもしれませんが、意外と住宅メーカーさんの場合、融通がきかない事も多くあるようです。
逆に経験豊富な施工会社さんなら、お金の話というよりも、“こういった条件ならここまでの施工は出来る!”というのが出てきます。
施工能力は非常に重要ですので、覚えておきましょう。
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狭小住宅で考える時のポイント③:出来れば建築家にも声をかける
で最後はこちらです。
上記2つのまとめとしても考えられる項目ですが、
建築家にも声をかけてもらうという事をして貰いたいと思います。
理由は、ポイント1とポイント2を上手く融合させる為に、建築家さんが必要!という話です。
狭小地で考える時に
- 建ぺい率ぎりぎりで家を考える
- 容積率ギリギリで家を考える
- 各種の規制をくぐり抜けて家を考える
といった攻めの提案力と
- それを実現させる施工力のある会社を選び
- 施工会社さんに根拠をもって提案し、監理する第三者
と、施工能力のギリギリの攻防をしていく必要もある為、
出来れば建築家さんなどに声かけして頂くと良いかとも思っております。
因みに、もしかすると建築家さんに声をかけたら、そこでやらないといけないと思っている方もいるかもしれませんが、そんな事はありませんし、提案を1度受けてみて、断ってもらっても良いと思います。
*建築家さんによっては、提案してくれなかったり、お金が発生する事もありますので、事前に相談は必要かもしれませんが…
ハウスメーカーさん等の規制の多い会社さんでも、提案を出してもらう事も一つですが、一回目の提案を見て、価格優先になってしまうようであれば、検討から早めに外した方が良いと思います。*パッと第一提案プランを見た時に、『もっと何とかなるんじゃないかな~』と思ったら早めに外してもらった方が良いかもしれません。
最後の狭小住宅なら建築家にも依頼する話は、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、出来る事なら是非トライしてもらえればと思います。
因みに、
工務店さん経由で建築家さんが出てきたりする事も出来ますので、そういった工務店さんを探すのも一つかもしれません。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:だめなら他を頼めば良い!
参考記事2:ハウスメーカーでは出来ない家づくりがしたかった!
参考記事3:ハウスメーカーさんで出来る家、出来ない家
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