ハウスメーカー 土地

小さい土地にハウスメーカー、それとも

投稿日:2014/02/22 更新日:

先日、土地から探して家を建てる方の話を聞いて、思ったことがあります。

その人は、既に、あるハウスメーカーで既に家の契約をしていました。

ですが、まだ土地が見つかっていないとの事。

総予算が決っている事と、家の坪数やそのハウスメーカーの坪単価、その他諸費用なども考えて、土地にかけられる上限金額がきまっていた方の話です。

…、はい、色々と突っ込みたい所は満載ですが、今回は少し前提としての話をしてみたいと思います。

建物にお金をかける?それとも土地にお金をかける?

という話です。

土地にお金をかける?

勿論、そのどちらでもない中間地点の考えも勿論あると思いますが、少しここら辺の話をしてみたいと思います。

土地を買って家を建てる

先ずは、なぜこのような話をするのかを簡単に説明しますが、もし当てはまる方がいれば、ご参考いただけるのではないでしょうか。

土地を買って家を建てようと思った時、先ず考えるのが、自分達が払える金額の総額だと思います。

例えば、

『トータルで4000万円で家が欲しいな~』

間取りの要望は、寝室1つに子供部屋2つ、LDKにちょっとした畳コーナーが欲しいな~といった感じ

最初に悩む所かとも思いますが、

ここで、

『家の価格もわからないし、とりあえずハウジングセンターへ行ってみよう!』

となると、対象がハウスメーカーさんで家を建てる場合!と限られてしまいます。

そういった状態で、もしハウジングセンターにある大手ハウスメーカーさんへ行った場合、

住宅メーカーの営業マンさん:『あくまで一般的な家づくりの話として…』

といった話から、家づくりに必用なお金の話を聞く事になります。

総額が4000万円なら、普通なら、土地に2000万円ぐらいで、建物に2000万円ぐらいかな~と考える方も多いとおもいますが、

そこのハウスメーカーさんの説明では、実は建物に3000万円近くかかってしまうので(諸費用なども考えると)、土地は1000万円強で探さないといけないですよ~なんて言われてしまいます。

例えば、その他にかかる費用が、

  • 敷地内に引き込む上下水道費用:80~100万円
  • 基礎補強費用:100万円前後
  • 外構費用:100万円前後
  • インテリア(照明・カーテン費用)が50万円前後
  • ローンなどの諸経費や登記費用など:100万円ぐらい
  • 土地の諸経費になる仲介手数料やその他諸経費:100万円ぐらい

家にかかる諸費用説明

坪60万円の本体価格(35坪)で本体価格2100万円だったとしても全てを足して2650万円に消費税。

つまり、土地は、1300万円以内で買わないといけないですね~という話になります。

普通にこの説明を聞けば、『そうか!』と思い、土地は1300万円ぐらいで買わないと、と思います。

その上で、

ハウスメーカーさんの営業マンさんは、家を建ててもらいたいので、自分達の家が如何に良い家かを説明します。

(ここからは普通に営業として…)

住宅メーカーの営業マン:『弊社の家であれば坪60万円でこんな事が出来るんです!!将来的なコストを考えるとこちらの方がお値打ちです。』

といった感じですね。

皆様はこの流れどのように感じました?

本体価格60万円で建つ家は普通の家

因みに、まずはこの話をしますが、

ハウスメーカーさんの言う、本体価格60万円で建つ家ってどんな家??

をこれまで見てきた提案から一言でお伝えするとすると、“普通の家”です。

構造や工法など、それぞれのハウスメーカーさん独自のものではありますが、それ以外の話をすると、

例えば、

  • 気密・断熱性
  • 耐震性
  • 内装やインテリア
  • 水周り設備(お風呂、キッチン、トイレ等)

などは、注文住宅で言う中の下のレベルという事。

先ずは、この認識を持ってもらえるかどうかが重要な気がします。

*下に詳しい解説記事のリンクをご紹介しているので、そちらもご参照くださいね。

諸経費もお願いする所で価格は違う

こちらに関しては、分離発注が流行っている現在の状況を考えればお解りいただけると思いますし、今までこのブログでも何度かこのような話をしているのでご理解いただけるかもしれません。

つまり、諸経費も同じではないという事。

照明・カーテンは自分達で探してつけるとしても、

  • 上下水道の引き込み工事
  • 基礎補強費用
  • 外構費用

の三つは、確実にお願いする建築会社さんによって価格と内容が変わります。

1000万円台でも家は建つ!

1000万円台でも家は建つ‼

で最後にこの話。

単純にハウスメーカーさんの内装の仕様と間取りであれば、

本体価格の坪単価は40~50万円ぐらいあれば建てられる会社さんも多いです。

*35坪であれば、本体価格で1400~1750万円ぐらい

建物の仕様として、耐震等級3、断熱レベルもハウスメーカーさんのレベルを考えても、内装など何も気にしなけい方であれば、お願いする会社によっては、本体価格は、1000万円前後で建てられる会社もあります。

*坪単価30~40万円ぐらいの会社もあるという事ですね。

資産価値を考えれば、家よりも土地にお金をかける!?

個人的な考えとしては、資産価値を考えれば、家よりも土地にお金をかけるという考えもありだと思っております。

ただ、この話をすると、私の考えが“建売が良いよ~”と言われているように感じるかもしれませんが、そうではありません。

むしろ、

注文住宅でも、土地にお金をかけるような考えも出来る!

という事を知って頂ければと思って記事を書いております。

また、結局の所、土地を探す前に、ハウスメーカーさんに行く場合、上記のような考えになってしまう事は注意して頂ければと思っております。

まとめ

今回のブログで“土地にお金をかける?建物にお金をかける??”のどちらが良いのかという話に戻りますが、

出来れば、初めのタイミングで、ご家族で

  • 1.総予算を考えて
  • 2.土地にいくら、建物にいくら、の案を考える
  • 3.家づくりにかかる費用はどれぐらい?

などを、事前に家族で話しておく必要があるように感じます。

必要があれば、FPの先生にお金の相談をしてもらうのも一つかと思います。

で、

  • 出来るだけ土地にお金をかける方向で家づくりを考えるなら、
    ハウスメーカーさんは見ても意味がない場合も多いですし。
  • ずっと住み続ける家だから、なるべく快適な家をつくりたい!と考える場合は、
    お値打ちな土地を探す必要があるかもしれません。
  • バランスよく考えたい!

という色々な意見が出てくるかとおもいます。

駐車場がギリギリ2台、ではなく3台取れた方が、毎月一台分の駐車場代を減らせるかもしれません…

という事で、それらも色々と検討した上で土地にどれぐらいお金をかけるべきか、家にどれぐらいのお金をかけるべきなのかを事前に検討していってもらいたいと思っています。

次回は少し今回の話を受けて、狭小住宅に関する情報を間取りと併せてをご紹介してみたいと思います。

↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓

次のページ:狭小住宅の3つのポイント

参考記事①:ハウスメーカーの価格って??

参考記事②:ハウスメーカーで出来る事、出来ない事

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