永遠のテーマ

分離発注?or一括受注?

投稿日:2014/02/02 更新日:

とある大手ハウスメーカーさんが出してきた外構計画がありました。

  • 費用は300万円

その見積りをもって別の外構屋さんにいったら同じ内容、同じ見積りで180万円

今回は、そんな話で、こちらも結構様々な意見がでるテーマだと思います。

  • 一括受注をすると上記のような金額差が出てくる。
  • 分離発注すると、保証ダンドリが大変。

というテーマです。今回は、分離発注に関する意見を少しお伝えしてきたいと思います。

分離発注はどこまで出来る

分離発注するとお金が下がる

そうなんです。

上記でお伝えした通り、分離発注する事の最大の要因としては、家の総額価格が下がります。

例えば、家をつくる場合、家の本体(木工事)以外でも、

  • お風呂、キッチン、トイレなどの設備関係が必要になります。
  • インテリア関係(照明・カーテン含め)、家具、家電も必要です。
  • エクステリア関係(外構工事)も
  • 太陽光発電やHEMS
  • 電気工事や解体工事も

一つの家をつくるのに、上記項目は、必要な項目になってきます。

上記項目はそれぞれ、100万円単位でお金がかかる事がある為、これらの項目を何処まで建築会社さんに依頼する?と言う話。

大手ハウスメーカーさんになればなるほど、それら全ての項目に対応できる。

何となくご理解いただけると思いますが、基本的に上記の項目、大手建築会社さんになればなるほど、それぞれの項目で代理店契約をしていたり、自社で請負が出来るようになっています。

例えば、大手ハウスメーカーさんの場合、

火災保険などは、その会社がどこかの保険会社さんの代理店契約をしており、その会社さん経由で入る事が出来たりします。

インテリア、エクステリア、設備関係は、その会社の保証(2~10年ぐらいの期間)をつけて自社で請負契約をする事が出来ます。

インテリア部門やエクステリア部門などがあり、そこでも売上げ目標が別であります。

と言った感じで、会社が大きければ大きい程、自社内で対応出来る範囲が広がっています。
*当然といえば当然ですが…

とは言うものの、大手ハウスメーカーさんでもどこかで部材を仕入れてそれに利益を乗せて出す構造に変わりはない。

そこのマージンを抜かして直接取引した方がお得だよね!という分離発注の考えを持たれる方も多くなってきたように思います。

分離発注

分離発注のデメリット

今回はそこに注目してみたいと思います。

因みに私個人的には、分離発注賛成派です。

ですが、価格だけでは済まない事も出てくる場合もある為、少しこのデメリットをまとめてみたいと思います。

保証対象

家の完成後の保証の範囲の話です。

例えば、キッチンを自分達でネットで買って取り付けた時。

完成して3年後、キッチンの床下に水漏れが出てきてしまった場合、一括発注している場合は、全てのトラブルをその建築会社さんに投げてしまえば済みます。

ですが、

分離発注している場合、原因となる場所の特定、何故そうなったのか?
(もしかするとキッチンの重さや施工の悪さでそうなる事も)
を突き詰めて、別でお願いした会社さんに、原因を探ってもらう事になる必要もあり、その間にお客様が入って交渉してもらう必要があります。

例えば、外構を全く別の会社さんにお願いする時。

完成後、外構のブロックが崩れてしまったら(ちょっと大げさですが…)
基礎が悪いのか、それとも実は地中にある下水管などが原因だったりした場合、どちらが悪い!というのが言いづらくなってきます。

解体工事で隣ともめたら…

などなど様々なトラブルも出てきてしまうのが家づくり

施工のタイミングなどの段取りが意外と大変

例えば、家の本体工事の後にエクステリア工事をするとします。

しかし、今住んでいる所からの引越し時期が決まっていて、作業工程などを考えると本体工事と同時並行して外構工事を進めてもらう必要が出てきてしまったとします。

どうします?

それぞれ違う職人さんが同じ現場に入る事で生じる問題も実はあります。

  • 同じ工事期間中に現場で傷がついた場合、どっちが付けた?
  • 車が邪魔で資材が置けない。
  • 作業効率が落ちる。

とかです。

これらの段取りはおそらくお客様では出来ないですし、工事管理者もしらない業者さんへの指示はしずらいもの。

上記例でもわかるように、家は、1邸1邸で、つくり方、素材、間取り、構造、つくり手と違う為、何がおこるかわからないんです。

分離発注は意外と大変

分離発注を行うなら、知識が必要

ではどうすれば良いのでしょうか。

簡潔に言えば、分離発注をする為には、お客様にもそれなりの知識が必要なんです。

例えば、工事期間バッファーを見ておく必要があります。

その為には、お客様が家づくりの工程をある程度理解しておく必要がありますよね。

例えば、本当に分離発注した方が安いかを後々まで考えて比べる必要があります。

中には、一括発注する事で、工事期間の短縮や、工事内容がかぶる工事(もったいない工事)を省いたりする事もでき、そちらの方が安くなる場合もあります。

*大手さんで考える場合、安くなる事はよほどありませんが…

大手ハウスメーカーさんは一括受注が基本

大手ハウスメーカーさんは説明の通り一括受注が基本です。

唯一分離発注できる(しやすい)項目として、解体工事、外構工事ぐらいだと思いますので、ご参考下さい。

私自身の考えとしては、分離発注できる部分は分離発注すれば良いと思っていますが、それなりのリスクも解った上でと言う事をご理解頂ければと思います。

家づくりの勉強をしつつ、色々な観点から家づくりを見ていきましょう。

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  1. […] 因みに、外構工事に関しても、以前からブログで、その怖さはお伝えしています。 […]

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