一生に一度きりの大きな大きな買い物だから悔いのないものにしたい。
もし、他の人の注文住宅の値引き交渉エピソードを聞いたとき!!
私たちの家も
- 『あと100万円安くなったかも知れない!』
- 『そんなやり方があったの?』
と思いたくはないですね。
そこで、この記事では、
注文住宅にとって重要な値引きに関する話、交渉方法をお伝えしていきたいと思います。
少しビジネス論的で抽象的な話もしてしまいますが、ポイントをお伝えしますので、お見逃し無く!!
目次
注文住宅の値引き交渉は、ごねたもの勝ち??
実は、注文住宅こそ価格交渉は、ごねた者勝ちなんです!!
『なんだ、家の価格って、ごねれば下がるの?』
と思われるかもしれませんが、実際の注文住宅検討者さんを見ていると、ごねた人が一番得しているようにも思います。
…と言っても、初めからこのスタンスで臨んで、損している方もいますが…^^;
因みに、
注文住宅における値引き交渉は、
- 大手ハウスメーカーや大手の建築会社さん
- 地場の工務店さんや建築家さん
では、やり方が違います。
今回の話は、主に、ハウスメーカーさんで家づくりをする場合の話だと考えて頂ければと思います。
サンクコストの観点
何故、注文住宅の値引きはごねたもの勝ちなんでしょうか??
これを理解する為に、先ずは、サンクコストの考えというのを知っておいて頂ければと思います。
サンクコスト=埋没費用の事ですが、これはどんなものに対しても、価格交渉の基本ですし、最初の価格決定要素でもあります。
少し詳しくご説明していきます。
家一軒を建てる為には、まず一つの建築会社との契約が必要ですが、その建築会社選びは、最短でも2ヶ月ぐらいはかかります。
一つの会社さんと話した時、
契約の判断が出来る見積り、家のプランが出てくるまでに最低でも4回ぐらいは、みっちり話をする必要があります。
注文住宅の場合、契約するまでにそれ相応の時間がかかるのはご理解頂けるかと思います。
これは、お客様としても、大変な労力が必要なのですが、少し違った見方をすると、
契約するまでに大変なのは、お客様より建築会社さん!!?
だったりします。
注文住宅の会社さんは決まらなければゼロ!
契約が決まるか解らない状態で(競合がいる状態で)色々な資料をその人の為に用意する。
- 2ヶ月かけて打合せ
- お客様のフォロー
- 間取り、見積り作成
- お問合せに対する回答
- 値引き交渉に対する社内交渉
など、色々する事も多く、
それだけの時間と労力をかけても決まらない場合もあるという事です!
因みに、注文住宅検討者さんの平均的な検討社数は解りませんが、
例えば、
とある大手の家づくり相談カウンターに行けば、5社!建築会社さんを紹介をされる。
事を考えれば、それこそ平均して5~8社ぐらいの会社さんが間取り見積もりを一人のお客様に提案している!
という事も言えます。
因みに、当然ですが、いくら頑張って注文住宅の提案を出したとしても、決まらない場合、全く売上がたちません。
ゼロです。
むしろ、人が動いてるので、マイナスです。
だから注文住宅こそ、値引き交渉は言ったもの勝ちなんです!
そこで、
会社としては、それだけの人件費や労力(サンクコスト)を無駄にしていいのかを考えるわけです。
だから、お客様から決めてあげる価格の条件を言われた時、可能な範囲であれば、決裁を通すという事も多くあります。
- 本当に狙っている建築会社さんに!
- 色々とやってもらい!
- 競合他社の価格を伝え!
- 『できればお宅でやりたい』旨を伝え!
- 条件が出てきて、もうひと踏ん張りしてもらう!
これが一番です!
つまり
家の価格交渉は、言ったもん勝ちになる事の方が多い!
ここら辺の話を先ずは理解して頂くと良いかと思います。
注文住宅だから出来る値引き交渉方法
因みに、今回の話は、だから値引き交渉なんてやめましょう!という話ではありません。
むしろ、このサンクコストを上手く利用して頂き、注文住宅だから出来る値引き交渉をして頂ければともおもっております。
というか、経験上の話でもありますが、多くの方は、価格交渉してます。
金額も大きな買い物ですし、
一声で何百万円と変わるのも注文住宅ならでは!
だから交渉するべき!
むしろ見積り依頼をする時に(家づくりの話合いの途中でも)、後々の価格交渉の布石として、
『他にも何社か見積依頼の声をかけるから』
の一言さえあれば、まったく問題ないと思います。
特に、
- 値引きがこちらから言わなくてもあるような会社さん。
- 短期の引渡し条件を言ってくる会社さん。
- 標準仕様があって、そのカタログが充実している会社さん
…はい、ハウスメーカーさんの事ですが^^;
適正価格は、値引き後でも、もっと下にある場合もあります。(意外とそんな場合も多かったり…(^^;))
その為、
言えるだけ言って、引けるだけ引いてもらって良いと思います。
重要なので、もう一度言いますが、
注文住宅の値引き交渉はみんなやってます!!
もし断られたら、他を見ましょう。
条件が微妙だったらもう少し頑張ってみましょう。
あなたの周りには、もっと良い条件で家を建ててくれる会社さんも多くあります!!
価格交渉が上手くいった後で、心配な事は??
家の価格交渉が上手くいったとしても、心配になる話も出てきますよね。
- でも、手を抜かれない?
- ちゃんと施工してくれる??
といった話。
結論を言えば、小さな工務店さんや建築家さんの場合に値引き交渉を無理にすれば、施工に影響があるかもしれません。
しかし、
大手ハウスメーカーさんの場合はまったく問題ありません。
何故かというと、
ハウスメーカーさんが下請け業者さんに払うお金は同じだからです。
だから施工の手抜きは心配しなくても大丈夫なんです。
まとめ
最後にちょっと注意点ですが、
- 値引き対応をそもそもしていない
- そもそも施工品質が悪い
- アフターフォローの悪い
という会社さんもあります。
また、
工務店さん、建築家さんの場合、家の価格を引くという考えがあまりない会社さんも多いです。
そういったタイプ別の交渉方法というのもありますが、
ハウスメーカーさんで注文住宅を考えるのであれば、
- 値引き交渉はしてもらって大丈夫です。
- 自分たちが納得するまで話を聞くべきだと思います。
- 数万円でも値引いてもらえるならもらいましょう。(数万円でも大きな金額です。)
言ったもん勝ちです。
少し余談ですが、
各建築会社のタイプ
- ハウスメーカー
- ローコスト
- 工務店
- 建築家
で、値引きの率や交渉方法、交渉のタイミングなども実は少しづつポイントが違います。
もし、
それぞれのタイプでの詳しい交渉方法を知りたいと思っている方は、個別にお問い合わせ頂ければ、それに合わせた交渉手順をお教え出来ると思います。
↓↓↓参考記事はこちら↓↓↓
参考記事1:値引き交渉がだめなら他をみれば良い!
参考記事2:新築でその月に出る値引き額って、翌月も引っ張れる??
参考記事3:ハウスメーカー1:工務店2:建築家1のバランスが良いと思う!
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